勉強習慣とスマホとの付き合い方

勉強をする習慣がないので心配しているというお問い合わせをいただきました。

勉強は親にやらされてやるものでもないし、嫌々してもしょうがないです。知的好奇心を満たせることや、学ぶことができる環境にいることはとても幸せなことであるはずなのです。塾に通って宿題を出してもらうのは手っ取り早いように思えますが、子供が自発的に学びたい!と思うことが何よりも大切です。

習慣をつけるために塾に放り込む前に、これからどんな人生にしていきたいのか親子で考えてみてほしいと思っています。

人生や将来の夢だとスケールが大きすぎるのであれば、行きたい学校や学部のイメージを持っておくことが大事だと思います。オープンキャンパスに行ってみたり在校生、卒業生に話を聞いてみたり。

そんな将来の明るいイメージ像があるだけで、それが勉強をすることでつながっていくならば、勉強が勝手に楽しくなっていくこともあると思います。

もちろん昔とは違って、勉強をがんばったからといって収入を多く得られるとは言い切れない時代になってきていますよね。でも私は、勉強でも部活でも趣味でも何でも、打ち込んだ経験は絶対に自分の自信につながると思っているので、家でダラダラ過ごすのではなく、何か目標を決めたことに対して、その習慣を大事にしてほしいと思っています。

 

また、1児の母である私が今から心配しているのが、スマホとの付き合い方です。まだ娘は2歳なので、気が早すぎますが、、、(^_^;)

私は中3の終わり頃、高校受験が終わると同時に携帯電話を買ってもらいましたが、やはり携帯電話があると勉強に集中しづらかったです。今のスマホのように楽しいコンテンツがあるわけではなかったのに、メールを送りあっているだけであっという間に時間が経っていました。

テスト前や受験期は、学校のロッカーに携帯電話を置いて帰り、学校で友達にメールの返信をしたりしていました。(当時は友人関係を壊さないためにも、携帯電話がどこにあるかではなく、ただ所有していることに意味があると思っていました。)

一方で今の子どもたちは小学生からスマホを持っているのが当たり前で、中高生にもなるとスマホで試験の予定や板書を写真に撮って管理していたり、ささっとわからない単語を検索できたりと、勉強にもスマホを使うこともあるので、学校のロッカーに置いて帰ってしまっては本当に不便な状況になってしまいそうだし、親が簡単にスマホ没収と言ってしまうわけにはいかないなと難しさを感じています。

そんな私が娘のスマホに対して今から決めていることは、スマホを初めて娘に購入するときに、家で使う時間帯について話し合ってお互い納得して約束しておくことです。リビングにスマホ置き場を作って、使わないときはそこに置いておこうと思っています。買ったばかりの時に長時間スマホの時間を持つことを許してしまうと、すぐにそれが習慣になってしまいますから、最初が肝心です。

きっと反抗期を迎えるとそんな簡単にいかないこともあるかもしれませんが、私自身が厳しい親に対してたくさん反発してしまったけれど、感謝も反省もしているので、時には厳しく、嫌われる覚悟も必要なのかなと思っています。万が一スマホのことで嫌われても、親子ですからそんなことは一時的でしょう。

もちろんそんな約束をした娘の側で、親がダラダラと過ごすわけにはいかないので、私も何か目標を持って前向きに取り組む姿勢を見せたいと思っています。

私の両親はそんなに勉強が得意な方ではなかったので私が中高生にもなると勉強を教えてもらえたことはほとんどなかったけれど、私がテスト前に夜中まで勉強している横で、母は裁縫をしてただ一緒に起きてくれていました。父は、いつも父の部屋に社会の教科書を持っていくと何時であっても私に問題を出してくれました。両親がいつも応援してくれて寄り添ってくれていたことは、10数年経った今でも思い出しただけで温かい気持ちにさせてくれます。

 

子の勉強習慣は親の寄り添う姿勢が大事だなと、自分自身もこれからの子育てに想いを馳せ、身の引き締まる思いです。・・・と、新しい令和の時代の幕開けにこんなことを考えていました。

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